まっすぐに。ゆめまにまに。
君ははぐらかす。
どうして今まで、会いに来てくれなかったのか。…いや理由は知ってた。
私が、いじめたし。
みんながいっせいにいじめたし。
悪いのは知ってる。
私達で。
でも君は言う。
違くて…と。
なにが違くてなにが正しいのか。
君にしかわからないその理由は、一週間ぐらいさかのぼる。
君は多分、攻めた。
私達を。
どうしていじめんの、どうして無視するの、どうして、性的な事を欲望するの。
辛かっただろう、現実は。
多分君は引きこもったんだろう。
くらいくらい部屋の中に。
部屋の中ぢゃさすがにつまらないか。
君は夢のなかなら大丈夫だと思ったのかな。
疲れてるのか3秒もすれば君は寝る。
たまには悪夢もあり。
たまには楽しいこともあったか。
そういえばいえば君は頬が真っ赤だった。
きっと悪夢から逃げた後かな。
なーんて、笑う。
知ってるよ…
なかがいいふりだったから。
君は…一番嫌いなのは。
私だよね。
君が学校に来なくなり、学校は盛り上がった。
ツインテールの女の子も退院し、楽しかった。
でも。
私は笑えなかった。
本当に。いいのか。
本当に。これで良いのか。
先生に話を聞くため廊下を走り。
ドアを開け。
みんなに話してほしいと。
君は植物の様に…
目を開けない。寝てると言う。
死んでないか。
安心した。
しかし
クラスはざわめく。
なかには泣く奴もいた。
いじめてしまった私達に。今何ができるか。考えた。
夢。
意見がでた。ツインテールの女の子から。
寝てるなら、夢を見るはずだ。
みんなはざわめく。
夢の中に、君がでて来たら謝ろう。
意見がでた。
賛成だ。
繰り返し君は夢に現れた。
私の部屋に…
相変わらず目は閉じて。
ブツブツと何かをうったえかけるように。
やり直そう。
現実で…もう一度生きよう。
私の言葉は跳ね返る。
確かきみは。
大丈夫だとか言ったきがする。
全てを私は捨てた。
大丈夫。
怖くない。
ちゃんと、笑う。
学校に行くんだ。
強い。
夢が私を強くした。
私はおそらくゆめの中の夢であろう世界で、飛び降りた。
うっすらと目を開けた。
ありがとうと。